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2005年 06月 12日
今日、静岡の市民文化会館で懐かしいコンサートがあった。
友人である高田恭子さんが出演するというので聴きにいったのだが、司会が玉置宏、出演の歌手が平浩二、北原ミレイ、三田明、そして友人の高田恭子である。 昭和40年代を代表する歌を聴いているうちに、青春の思い出とでもいうのであろうか、とても楽しい気分に浸ることができた。 会場の周りを見渡してもおそらく40歳より若いであろう方は非常に少なく、まさに「青春の同窓会」という雰囲気が盛り上がっている。 普段こうしたコンサートに来ることは殆どないので、クラシックのコンサートとは違う雰囲気に学ぶことも多かった。 それにしても、歌手の皆さんの歌唱力が、彼らの若いころに比べて素晴らしく上達していることに驚かされた。すべての音楽芸術は年輪を重ねるごとに深みを増すと、いう言葉をまさに実証している演奏会だった。 欧米ではポピュラーな歌手が、ファンと共に成長を続けていくのに対して、日本ではスターであった時期をすぎるとマスコミも取り上げなくなり、俗にいう「売れない歌手」ということでコンサートやメディアにのる機会も減ってくる。そして、歌手廃業ということにもなり、円熟味を増す機会すら失われてしまう人も多くいる。 このことは本当に憂うことであり、ポップスを若年層のものだけとせず、あらゆる年齢層に押し広げる努力が必要ではないのだろうか。 ましてや日本はこれから高齢化社会である。 大いに年寄りの歌手を大切にすべきなのではないか! どうだろう、武道館や東京ドームで、還暦や喜寿の歌手を中心に1万人の「青春の同窓会」コンサートというのを企画してみては・・・ もちろん、S席は車椅子最優先だ。 #
by matocello
| 2005-06-12 01:25
| 音楽
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